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柿本家のお知らせ


小さなイカ「ベイカ」との出会い


小さなイカ「ベイカ」との出会い
 

和のオーベルジュ柿本家です。
この夏、新たに仕入れたのが「ベイカ」という小さなイカです。

ベイカは、体長6~10センチほどの可愛らしい姿をしたイカで、関西や瀬戸内で漁が行われます。
市場にも多くは出回らず、地域でしか味わえない“季節限定のごちそう”として知られています。
柿本家では提携している魚店より産地直送で仕入れました。

その特徴は、何よりもやわらかな身と、ぎゅっと詰まった旨み。大きなイカとはまた違う、ベイカならではの軽やかで上品な味わいがあります。鮮度のよいものは刺身にしても美味しく、炊き合わせや煮物、天ぷらなど多彩に楽しめるのも魅力です。さて当館ではどんな料理となりますでしょうか。

今回柿本家では、8月の暑い盛りに「涼」を感じていただけるよう、暑い季節でも目にも涼やかにさっぱりと召し上がれる工夫を会席の中にも凝らし、夏の旅にふさわしいお料理をご提供しております。

また、ベイカは栄養面でも優れた食材です。ベイカを含む「イカ」は低カロリーで高タンパク、さらにタウリンが豊富に含まれており、夏の暑さで疲れやすい身体をいたわる効果も期待できます。
食材が持つ力をお客様にお届けできることも、私たちが大切にしている“食の養生”のひとつです。

ただベイカは漁獲量が多くないため、毎日必ずお出しできるわけではありませんのでご了承下さいませ。
今年の夏にこの小さなイカと出会えたこと自体が一期一会。
ご来館いただいたお客様に、旬のひと皿としてお届けできるのは、料理人にとっても大きな喜びです。

奈良・信貴山の自然に抱かれたオーベルジュで、夏の会席料理の一皿として供されるベイカ。小さな姿に秘められた大きな旨みを、ぜひこの機会に味わっていただければ幸いです。

2025/08/20

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